信じること
こんにちは。潮騒ジョブトレーニングセンター、センター長をしています栗原豊です。今回は依存症回復に関して重要な意味をもつ「信じる」ことを書きたいと思います。施設を運営していることで一番苦しいのは依存症者が再飲酒、薬物の再使用をしてしまう「スリップ」です。スリップを経験した仲間は必ずこういいます。「不安だった」「薬物がない不安に耐えられなかった」と。薬物、アルコールの再使用者は周囲にたいし様々な問題を起こします。その後「なんて自分はダメなやつなんだろう」と自己れんびんの感情に押し潰されお酒、薬物が止められなくなります。そんな時、私や仲間はどうしたら良いのでしょう?ただ強く再使用した仲間を信じるのです。それ以上に自分自身の信じる「愛なる神」の力を信じ行動します。お酒、薬物を遠ざけるだけではあり
ません。医療にももちろん繋げます。それ以上に大切なことは再使用した仲間を信じ回復を祈ります。人は人の間にいると強くなります。それが「愛なる神」から受け取った力なのかもしれません。(神と書きましたが私どもは宗教団体ではありません)
認めること
薬物依存アルコール依存の回復には大変な苦痛を伴います。まず自分自身が依存症であると認めること。これをいかに納得させられるか?素面の状態に戻せるかが回復の鍵となります。お酒を飲んでいる当人、やめはじめて日の浅い人は「しらふの酔っぱらい」でしょう。この状態の時はほぼ依存症を認めません。認めたとしても「ああ俺はアル中だよ。文句あるのか?」と歪んだ認知を振りかざします。私たちはその人の飲酒、覚醒剤を力ずくでやめさせることはしません。私たちは毎日ミーティングを行って自分の過去を話し合い、ゆっくり時間をかけ心を解きほぐします。激昂する人や泣き出す人もいます。ここではじめて自身がアルコール薬物にたいして無力であると「認められるよう」になります。ケアする仲間も手柄を誇ったりしません。「もっと穏やかに気づかせられなかったのか?」と無力を感じます。依存症は無力。すべての回復はここから始まります。
回復に向けた道
我が潮騒ジョブトレーニングセンターでは、数多くのアディクション 依存症症者が集団生活を通して社会復帰を目指しております。ただいざ社会に出てもアルコールで行き詰まったり、覚醒剤にてをだして懲役にいく仲間も少なくありません。ただ私たちはすべてを受け入れ新しい生き方をてにいれるべく日々生活しています。近年とくに覚醒剤の所持によって人生が狂ってしまう有名人が多く、某野球選手、某アイドル、某タレント。ただ恐ろしいのは10代20代で覚醒剤を使用し人生が狂ってしまう人もいます。うちの施設で最年少は20才。いかに薬物アルコールが簡単にてにできる時代となりました。ただ私たちはどんな依存症でも受け入れ回復させます。失敗しても何度でも救済します。そのために必要なのは回復への12ステップが必要になってきます。書面がつきました。また次回。
潮騒ジョブトレニングセンター
はじめまして栗原豊と申します。私は茨城県鹿嶋市で、薬物、アルコール依存症の社会復帰を手助けしている活動をしている施設のセンター長をしております。私自身も現在、依存症の人たちの回復をめざし粉骨砕身がんばっております。わたしは現在75歳になるのですがそれまで7回ほど覚醒剤で服役をしていましたがある運命的な出会いを果たし回復の道に進むことになりました。いまでは総勢二百人の利用者のケアを行っています。医療との連携もうまくいきはじまたのですが、仲間の回復を、アルコール、覚醒剤、ギャンブル、精神障害。こういった仲間を社会復帰させるため日々戦っています。裏切られることも覚悟。残りの人生を捧げていきたいと思います。次の更新と時はどのようなプログラムで取り組んでいるかお知らせしようと思います。